買い付けインタビュー&レポート

 

革の買い付け @ Italia

株式会社ドリームフィールズでは、革の買い付けから制作まで、すべての工程にかかわっています。
今回は、「AETHER(エーテル)」を運営する富井さんに、イタリアにて行われる世界最大規模の革見本市、リネアペレに参加したお話を伺いました。

 
富井 麻衣 

2014年入社。「Bizoux(ビズー)」にて商品ページの制作を担当。
その後「代官山クロシェット」の制作を一部担当することに。それに並行して「Carllion(カリヨン)」の商品ページの作成などに携わりながら、新規革小物ブランド「AETHER(エーテル)」の立ち上げに参加。
現在、「Carllion」と「AETHER」にて、ページ作成やWebマーケティングを担当。
2015年度2月に、イタリアのリネアペレにて、革の買い付けに参加。

 

  LINEAPELLE(リネアペレ)とは?

 

今回は、エーテルの富井にイタリアで開かれる、LINEAPELLE(リネアペレ)に参加した際のことを聞きました。リネアペレとは、年2回、毎年イタリアにて開催される、世界最大規模の革見本市です。
世界中から多くのタンナー(展示場に出展している企業のこと)が集結します。
タンナーによって、扱っている革や特異な加工方法も異なるので、それぞれのブースに独特な味があります。

 

  Interview

 

Q. 初めて買い付けに行くことができると決まった際、どのように感じましたか?

 実は出発の10日ほど前に、行くことが決まったんです。元々、エーテルの商品企画の担当者と社長の二人だけが行くことになっていたんです。だけど、同じものを見たほうが、ブランドを作っていく上で良いということで、急遽行くことが決まりました。直前に同行が決まって、でも元々行ってみたかったので、すごいどきどきわくわくして。なんだかよくわからないまま、気づいたらイタリアに来ていました。

 

Q. 買い付けに出発する前にどの程度、準備や打ち合わせをしていきますか?

 事前に打ち合わせは結構しましたね。想定した革の原価と、1枚の革から作れる財布の数を計算して、どれくらいの量を買うのかという話し合いをしていました。今までブランドであるカリヨンとは、ちょっと違う雰囲気の革で、エーテルらしい、新しいブランドの雰囲気にしようっていうイメージの共有もしていました。
 

 

Q. 展示会についてから、ブースを回る順番の決まりなどがあれば教えてください。

1日目は端から端まで全部見ます。その中で気になったお店があったら、チェックしておいて、後でみんなでじっくり検討して、詳しく見ようっていう流れです。それで2日目にもう一度見て、作戦会議を立てて考えるっていう感じですかね。展示場が本当にすごく広くて、周るだけで一日かかるんですよ。なので、2日目も気になっているところを見ていたら、夕方になってしまったので実際の買い付けは比較的、3日目に行いました。

 
Q.革を選ぶときに、どういったところに着目して、どのように考えて、選別していますか?

本当にお客様が喜ぶもので、お客様にうけるものかっていう点と、その革をどういう風に推して行くのか、それらのイメージがつかなかったら、買わないようにしています。ただかわいいって思っても、それをどういう切り口で売っていくのかという作戦が見えなかったら買いませんね。逆に、そういうのが見えてきたものは買います。
それと重要なのは、やっぱり質ですかね。大事なところです。現地のタンナーさんから情報を聞いています。革の種類や加工方法など、世界中の革が集まっているため、それぞれ異なるので、聞きつつ参考にしています。あとは、情報だけじゃなくてやっぱり自分で触ってみてすごくいい革だなっていう感覚も大事にしていますね。

 

Q. 買い付けの際に苦労したことや困ったことがあれば教えてください。

エーテルのイメージの革を掘り当てるのが中々むずかしかったことですかね。なめしただけで加工をほぼしていない革をヌメ革っていうんですけど、エーテルでは、それとは異なり、アートレザーという、特殊に加工を施したものを使用しているんです。これを扱っているタンナーさんが少なかったので、花柄のアートレザーを広い会場から探し出すのが大変でした。古くからヨーロッパの皮革産業の中心のイタリアでは、特に加工技術において世界トップクラスなので、そういった珍しい革も置いてあるんですよ。
でも、大変だったことって言うのはそんなにありませんでした。やっぱり世界中のいろんな革を持ったタンナーさんが集まる展示会なので、見ていてすっごく楽しかったんですよ。持ち帰った写真は本当に、ほんの一部で、蛇革があったり、ダチョウの皮があったり。新鮮で、本当に面白かったです。 

 

Q. 今後の買い付けについて、どのようにしていきたい、もっと挑戦したいということがあれば教えてください。

個人的には、財布やかばん、キーケースだけではなく、もっと新たな商材も広げていけるといいなと考えています。なので、それにあった革の種類や素材など、幅広く見ていきたいですね。

 
買い付け日記@Italia

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